NEST LAB.のカリキュラムは各専攻、各コースごとに実施されます。

専 攻
NEST LAB.では、オリジナル教材を用いて、五感を通じて自然から学び、仮説検証を行い、科学技術を生み出す本格的な研究開発に挑戦していきます。オンラインでありながら、実体験を通じて、好きを究めて、知を生み出すことができる内容となっています。学ぶことのできる専攻は2種類あり、各自の興味関心に沿って選ぶことができます。

サステイナブルサイエンス専攻
身近に隠されたサイエンスを発見しよう
環境問題、食糧問題、エネルギー問題、海ゴミ問題…。数多くの社会問題が取り上げられる中、ヒトがこれからも地球で暮らしていくためには、持続可能性を問うことが重要になります。人間だけでなく、自然や生きものなど生態系全体に視野を広げて、問うことが大切です。つまり、身の回りを観察し、自ら疑問を持つということです。本コースでは子どもたちの純粋な好奇心を起点に、問うことを繰り返し、身近に隠されたサイエンスを発見しながら、サステイナブルな社会を考えます。
こんな子におすすめ!
- 新しい花を自分で作り出してみたい。
- 昆虫が大好きで、家にたくさんいて研究したい。
- 環境問題をなんとか解決したいと研究したい。
- 四葉のクローバーを人工的に作りたい。
- 新しい発電技術を作ってみたい。
- 科学教室の経験をいかして、自分で研究したい。

ロボットAIテクノロジー専攻
身近な課題を解決するテクノロジーを発明しよう
言葉、船、紙、カメラ、自動車、人工衛星、インターネット、ロケット、AI…。はるか昔の旧石器時代から、人類は様々な発明をしてきました。その進歩は止まることを知らず、次々と新たな発明が生まれています。そして、近年急速に発展するAIやロボット技術は身近になり、誰もがそれらを活用して、新たな発明ができる時代になっています。本コースでは、各技術を基礎から学び、それらの知識を組み合わせて新しいテクノロジーを発明し、身の回りの課題を解決していきます。
こんな子におすすめ!
- ガンダムみたいなロボットを作りたい。
- AIを使っておじいちゃんの農業を助けてあげたい。
- 癒しのペットロボットを作ってみたい。
- 新しい楽器を開発したい。
- 自分の部屋をハイテク電脳部屋にしたい。
- ブロックとかのロボット教室に飽きた。
コース
それぞれの専攻は、3年間かけて本格的な研究開発に挑戦できるようなコース編成となっています。
アドバンスコース【小3〜】
サステイナブルサイエンス専攻
「なぜ水道の水は美味しく飲めるのか?」「 植物が元気に育つためには何が必要なのか?」「ご飯を食べたらどうして体が元気になるのか?」 など、身近なふしぎを興味に変え、どのように解き明かしていくかを自然、生態、人間の3つ切り口で実験をしながら学びます。自然界はさまざまな循環(サステナビリティ)から成り立っているという真理を実感することができるでしょう。
ロボットAIテクノロジー専攻
「電気自動車はどんな仕組みで動いているのか?」「橋にはなぜ三角形が多いのか?」など身近なものの仕組みや原理原則について、素材・機構・制御の3つの切り口で、ものづくりやプログラミングをしながら学びます。世の中を便利にしている製品に使用されている素材や形、仕組みには理由があります。人がより使いやすいようにするための工夫がなされていることを実感することができるでしょう。
マスターコース【小4〜】
サステイナブルサイエンス専攻
研究を進めるためには、どのように調べ、計画をたて、実行するのか。新たな科学的な発見をするためには、どのような方法をすれば良いのか。研究で必要な仮説立案、研究計画、考察の方法などの考え方を研究しながら学びます。大学のような研究施設がなくても、あなたも研究者になれることに気づくことでしょう。
ロボットAIテクノロジー専攻
ロボットやAIなどの開発を進める上で、どのような素材や技術を選び、作り始め、改良を加えるのか。新たな技術を生み出すためには、どのような方法をとるとよいのか。開発で必要な、要件定義、設計、原理検証の方法などの考え方をAI技術の活用やロボット開発をしながら学びます。自宅で工夫することであなたもエンジニアの仲間入りできることに気づくことでしょう。
ドクターコース【小5〜】
アドバンス・マスターコースで学んだ知識、経験をフルに活用して、自らの「問い」を立て、具体的な研究開発をスタートします。2つの専攻は統合されます。研究コーチにアドバイスを受けながら、これまでに人類が生み出してきた研究成果や、技術も活用しながら、自分なりの小さな一歩を踏み出していきます。その仮説検証の繰り返しが、結果として発見・発明につながっていきます。
カリキュラム
毎月教材を送付し、ステップアップしながら、自分の好きを究めるのに必要な研究・開発のプロセスについて学ぶことができます。なお、カリキュラムの内容は、常に変化し続ける社会に対応し、次なる知識を生み出してくための、より良い教材が開発されるたびに変更する場合がございますこと、ご了承ください。
サステナブルサイエンス専攻
アドバンスコース【小3〜】(第2,4日曜日10:00-11:30 一部変則)
テーマ | 体験内容 | |
4月 | ミクロな世界を冒険し、ふしぎを探そう! | 顕微鏡観察 |
5月 | ダンゴムシの行動を分析から生き物の本能に迫る | 行動分析 |
6月 | ヒトの感覚に迫ろう! | 感覚調査 |
7月 | あなたの体は何でできている〜酵素と消化 | 酵素反応 |
8月 | 全国水質調査隊〜分析技術を手に入れる | パックテスト |
9月 | 生き物のトップは誰だ・〜土と水を守る生物循環〜 | 土壌微生物・藻類 |
10月 | 自然の力を使いエネルギーを取り出せ | 色素増感型太陽電池 |
11月 | 宇宙での食料生産?植物工場開発に挑戦! | 植物工場 |
12月 | 研究成果を発表しよう! | プレゼンテーション |


マスターコース【小4〜】(第2,4日曜日13:00-15:00 一部変則)
テーマ | 体験内容 | |
4月 | 有用微生物を自然界から発見せよ(仮説・予備実験) | 仮説立案 |
5月 | 有用微生物を自然界から発見せよ(検証1) | 微生物スクリーニング |
6月 | 有用微生物を自然界から発見せよ(再検証) | 微生物スクリーニング |
7月 | 有用微生物を自然界から発見せよ(分析考察) | 論文作成 |
8月 | 未利用資源で水浄化技術を生み出せ(仮説) | 浄化原理 |
9月 | 未利用資源で水浄化技術を生み出せ(検証1) | 浄化実験 |
10月 | 未利用資源で水浄化技術を生み出せ(再検証) | 浄化実験 |
11月 | 未利用資源で水浄化技術を生み出せ(分析・考察) | 浄化装置構想 |
12月 | 研究成果を発表しよう@サイエンスキャッスル | 発表 |


ロボットAIテクノロジー専攻
アドバンスコース【小3〜】(第1,3日曜日10:00-11:30 一部変則)
テーマ | 体験内容 | |
4月 | 金属でロボットボディーを加工せよ | 金属加工・設計図 |
5月 | 電気を使ったオリジナルゲームを開発しよう | 回路、電子部品 |
6月 | 二足歩行ロボットを開発しよう | 歩行、クランク |
7月 | 動物ロボットを開発せよ | モータ、クローラー |
8月 | 走るためにはパワーが必要 充電ステーションを作ろう | 充電装置 |
9月 | 悪路はプログラミングで潰せ | プログラミング |
10月 | わいのワイヤレス。無線で作るローバー | 無線通信 |
11月 | サーボモーターで作るショボットアーム | サーボモータ、センサ |
12月 | 研究成果を発表しよう@サイエンスキャッスル | 発表 |
- オンライン接続を行うPCまたはタブレットの他に、micro:bitを用いてプログラミンをするために必要なPCまたはタブレットが必要となります。


マスターコース【小4〜】(第1,3日曜日13:00-15:00 一部変則)
テーマ | 体験内容 | |
4月 | ロボット開発で料理の不便を解決しようー設計編 | 要件定義・仕様決定 |
5月 | ロボット開発で料理の不便を解決しようー検証編 | 仮説検証・評価 |
6月 | ないなら作ればいい!ー3Dデザインでつくるオリジナルボディ | 3D CAD |
7月 | AIであなたはベテランいちご農家になれるか? | Humanome eyes |
8月 | オリジナル分別ロボットを設計せよ | 設計・部品図 |
9月 | オリジナル分別ロボットを開発せよ | AI画像認識 |
10月 | オリジナル分別ロボットの自動化 | 自動化技術 |
11月 | オリジナル分別ロボットの自動化 | 自動化技術 |
12月 | 研究成果を発表しよう@サイエンスキャッスル | 発表 |
- オンライン接続を行うPCまたはタブレットの他に、micro:bitに加えて、3DCAD(FUSION360)やAI(Humanome eyes ,Microsoft Teachable Machine)を操作するための、PC(Windows 10 以上、Intel Corei5以上の または、Macで2017年以降のノート)が必要となります。


サステナブルサイエンス専攻/ロボットAIテクノロジー専攻共通
ドクターコース【小5〜】(第2,4日曜日16:00-18:30 一部変則)
テーマ | 体験内容 | |
4月 | 研究のススメー研究倫理 | 研究倫理と問題 |
5月 | 研究計画の立て方(仮説と実験計画の設定) | 研究計画 |
6月-11月 | オリジナル研究をしよう | |
12月 | 研究成果を発表しよう@サイエンスキャッスル | 発表 |
- 研究経験・ロボット開発経験のある専門家の方がひとりずつに「研究コーチ」としてサポートいたします。(最大5名のメンバーに対して1名の研究コーチが対応)
- 人によって研究内容が大きく違うため教材費を取っておりません。実費は受講生のご負担となりますので個別に相談させてください。
- 毎月進捗報告を仲間同士で行い、全く分野の違う研究の世界を知り知識を広げます。
- 研究は月2回の授業中のみでは終わりません。Slackを開設し、いつでも研究コーチに研究なようについて相談することが可能です。
授業の流れ
- 月に2回授業があります。
- 教材は授業①実施の4日前に到着します。教材に同封されているテキストをご覧いただき、ミッションを授業①開始までに実施してください。
- 授業①実施後に、授業②に向けたミッションを提示します。授業②の4日前までに行って、提出してください。

料金について
クラス | 対象 | 月謝 | 入会金 |
アドバンス
コース |
小3〜 | 授業料 9,000円
教材費 4,000円 |
20,000円 |
マスター
コース |
小4〜 | 授業料 12,000円
教材費 4,000円 |
|
ドクター
コース |
小5〜 | 授業料 20,000円※
教材費 なし |
※税別、振り込み手数料別
※ロボットAIテクノロジーコースの受講生はマスターコースではmicro:bitのプログラムを記入するためのPCまたはタブレットが必要となります。また、ドクターコースではFUSION360のCADソフトを動かすためにPC(Intel Corei5以上、メモリ8M以上)を準備いただきます。(Zoomの接続とは別の端末をお勧めします)
※ドクターコースで研究開発で必要な機材はご自身でご購入いただきます。購入するためのサポートはいたします。また授業料にはコミュニケーション用のSlackの利用料金やシステム利用料(Googledriveでの資料共有)を含みます。
※別途マイ工具セット・実験セットを希望者は購入いただきます。
【マイ工具セット 14,000円(税別)】
- カッター
- 30cm定規
- カッターマットA4
- ラジオペンチ(150mm JIS規格を推奨)
- ニッパー(160mm JIS規格を推奨)
- ドライバーセット(8本組 プラス、マイナス、千枚通し )
- ホットボンド
- 専用ホットスティック
- ハンダごて 30W
- 電子工作用ハンダ
- ハンダごて台
- はんだ吸取り線
- デジタルテスター(電流、電圧、抵抗の測定)
- ワイヤーストリッパー
- USBA-microB ケーブル
- microbit V2
【マイ実験セット 12,000円(税別)】
- 白衣
- ピークルーペ
- ピンセット
- 顕微鏡(Kenko STV-120M 顕微鏡 Do・Nature 60-120倍 LEDライト内蔵 コンパクト携帯型)
マイ工具セット(イメージ)

マイ実験セット(イメージ)
