NEST LAB.とは

NEST LAB.(ネスト・ラボ)は、「好きを究めて知を生み出す」をテーマとした、小中学生のオンライン研究スクールです。

環境変化やAIやIoTなどの広がりなどで世の中が激しく変化するなか理数的かつ創造的な学びとして世界中でSTEAM教育が盛んになってきています。本スクールはそのSTEAM教育をさらに発展させ、研究者集団であるリバネスが22年間、培ってきた教育・人材・研究・創業のノウハウをもとにし、文部科学省の外郭団体である国立研究開発法人科学技術振興機構の「ジュニアドクター育成塾」事業に民間企業で唯一採択されて開発したプログラムとなります。小中学生の才能を発掘・育成するNEST教育を通じて、子どもたち一人ひとりの才能を発掘し、伸ばしていきます。

2024年は都心部だけでなく、北海道から沖縄までの参加があり、離島の方、海外赴任の方も含めて100名近くが受講いただきました。また、学校に様々な理由で通えなかったり、発言&顔出しが苦手な方も多様性を大切にしながら自分のペース参加いただいております(リアルタイムで参加できない方も必ずアーカイブ動画を共有しますので、後日学べます)。

受講生の中には、生き物がや石が大好きなのに一緒に話せる友達がいない方や、ロボットを作りたいが何から手をつけたら良いかわからない方や、不登校で実験などの機会が少ない方、海外に転勤して日本の最先端の学びの機会を得たい方など様々な想いを持った方が参加しています。私たちは、そのような子どもたちがもつ「好き」という気持ちを磨き上げて、才能を発掘をしたいと思っています。

そのために、大学で研究活動をしていた講師たちが、自分の好きを究めるために必要な、問いの立て方、自然界の原理原則、仮説検証の方法、必要な実験や工具の扱い方など徹底的に学ぶ機会を提供します。数年間一緒に活動することで、自分で研究開発ができる”研究者”になり、世にない新しいことに挑戦する力が身についていることでしょう。

2025年度(2025年5月ー12月)の受講生募集を開始しておりますので、まずは体験教室へのご参加をご検討ください。

 

NEST LAB.でできること

君の好きを研究しよう 
NEST LAB.では本人の才能を伸ばすために好きなことを徹底的に追求する研究所です。仮説検証を繰り返し、徹底的にトレーニングを行い、研究のセンスを磨きましょう。 
全国どこからでも参加できる
オンラインで学ぶため、全国どこからでも受講することができます。自分の家に研究材料が集まり、研究所になります。他分野の「好き」を持った全国の小中学生研究者たちと仲間になり、一緒に学んでいきましょう。
プロと議論しよう
講師は、修士・博士号を取得した研究者たちです。中高生のための学会「サイエンスキャッスル」等の学会で発表し、中高生や大学生、大人の研究者たちと議論しましょう。

専攻について

ワンアースネイチャー専攻

五感をフル活用してネイチャーと対話することで、地球 で生きる面白さを実感する!

詳しく見る

ナレッジエンジニアリング専攻

知識を組み合わせ、エンジニアリングを実践して世の中に役立つものを生み出す!

詳しく見る

サステナブルサイエンス専攻

身近に隠されたサイエンスを発見し、サステナブルな社会を考える!

詳しく見る

ロボットAIテクノロジー専攻

新しいテクノロジーを発明し、身の回りの課題を解決していく!

詳しく見る
受付中

NEST LAB.の研究者

  • 森下 礼智さん2018年卒業

    Q1: 今の所属と、どんな活動をしていますか?
    A: 私は現在高校生で、誰でも使いやすい道具の開発や3DCGの作品づくりに取り組んでいます。最近は、多様性のある社会の発展に少しでも役立ちたく、ぶどう社から「苦手と得意が激しい僕がすきなことを見つけたら毎日が楽しくなり、将来が見えてきた。みんなちがってみんないいってなんだろう?」という本を商業出版したばかりです。

    Q2: NEST LAB.(旧ロボティクスラボ)での思い出や学んだことを教えてください。
    A: アイディアはあったものの、電子工作は初めてでしたので、教えていただきながらはんだ付けを始めました。初めて上手くいった時は、自分でもできた!と感動しました。しかし、練った仮説が必ずしも期待通りの結果を生むわけではなく、実験を通じて多くの学びがありました。たとえば、振動を与える装置を作って手に振動を与えるよりも、実際に覚えたいものを手で触れる方が記憶が長続きすることがわかり、驚きました。成功しないことも多かったですが、新しい発見があることがとても面白く、夢中になって取り組んでいました。

    Q3: スクールに通っている後輩たちに、どんなことに挑戦してもらいたいですか?
    A: 今の時代は、ちょっと検索すると大体のことは何かしらの答えが出てきますが、それが本当に正しいのかを考えることが大切です。良いアイディアがあっても、どこかに答えがあると感じて行動を諦めてしまう人もいるかもしれません。研究する楽しみの一つは、知らなかった「想定外」を知ることです。まずは、日々の疑問を解決するために具体的に行動してみてほしいです。失敗の中にも新しい発見がたくさんあるかもしれません。

    Q4: 今後どのような活動をしていきたいですか?夢はなんですか?
    A: さまざまな分野に興味がありますが、特に3DCGを通じて多様性を認め合える社会への働きかけをしたいと思っています。私は苦手と得意が激しく、特に小学校時代にディスグラフィアに苦しみました。現在も合理的配慮が得られずに困っている子どもたちがいるので、ディスグラフィアの理解を求めたく、私の好きな3DCGを手段として使いたいです。今は、どのようにすれば多くの人にディスグラフィアに興味を持ってもらえるかを企画しているところです。

    森下さんの活動は、書籍にもなっていますのでぜひご覧ください。

    NEST LAB.卒業生 の森下礼智さんが自身の活動を本にまとめ出版しました!

    全て表示
  • 立崎 乃衣さん2016年卒業

    5歳より電子工作、9歳よりロボット製作を始める。サイエンスキャッスル2017関東大会でTHKの部品を使った給仕ロボットペンちゃんを発表し優秀賞・大会特別賞受賞。2017年よりFRCチームSAKURA Tempestaに所属し設計を担当。FIRST Robotics Competitionに出場し、Regional Chairman's Awardを2回、新人賞3つを全て受賞。「Lenovo」が選ぶ「社会変化を体現している10人の若い女性」に日本人で唯一選出。孫正義育英財団5期生。NEST LAB.の前身であるロボティクスラボで培った3DCADの技術を活用し、2020年Face Shield Japanを設立し、2000個のフェイスシールドの寄付活動を行う。

    立崎さんの現在の活動内容や、ものづくりに目覚めたきっかけについて紹介している動画を視聴いただけます。

    全て表示
  • 松尾和弥さん2018年卒業

    ロボティクスラボでの研究開発を経て、2025年の大阪万博に向けた、水素エネルギーを活用したロープウェイの構想を考え、発表。その成果が2017年に大阪府主催の「水素・燃料電池工作コンクール」にて優秀賞に選ばれる。その後も、研究開発を続け、サイエンスキャッスル研究費THK賞に採択され、自宅で3Dプリンタなどを用いて水素エネルギーロープウェイのモデルを開発。その後、都市型ロープウェイを研究開発している、ベンチャー企業「株式会社Zip Infrastructure」にインターン生として参加し、研究開発を進めている。

    記事

    全て表示
  • ワンアースネイチャー専攻

    東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 修了
    専門:生物物理(モータータンパク質)
    須藤 美樹
    こどもの頃から生き物に興味を持ち、大学時代は生物学を専攻。大学院では、特定のモータータンパク質を実験で動かすことに初めて成功。その後、教育業界で科学教材・実験教室の開発を行う中で、宇宙に植物の種を送るプロジェクトに携わる。その間に講師として、のべ5000人以上の児童を対象に実験教室を実施。現在は長野県塩尻市を拠点として、オンラインにて自然科学を中心に講座を実施中。趣味は「鉱物」。自身も鉱物採集などを行う。
  • ナレッジエンジニアリング専攻

    法政大学大学院 システム工学研究科 修了
    専門:電波天文学、機器開発
    木村 正樹
    法政大学大学院システム工学研究科時代にJAXAで電波望遠鏡の機器開発の研究に従事。卒業後からは科学館や民間企業での科学実験教室の非常勤講師などで科学教育に関する仕事を複数経験し、多数の教育コンテンツの企画開発に携わる。
  • サステナブルサイエンス専攻

    東京工業大学(現在東京科学大学)総合理工学研究科 物質電子化学専攻 修士課程修了
    専門:合成化学(高分子合成)
    山崎敦子
    友達と遊ぶよりNewtonを読むのが好きな小学生時代を経て理系進学。大学院では高分子の合成に関する実験化学を専攻。大学時代に科学イベント運営サークル東工大ScienceTechnoに出会い理科教育の楽しさを知る。日本科学未来館での展示解説ボランティア、リバネス学生インターンに参加。小~中学生対象の出前実験教室に熱中する。
    大学院卒業後は電気メーカーに勤務し、太陽電池事業部にて太陽電池セルの開発に従事。その後、特許部で多くの開発者の特許取得を支援。科学分野で好きなものは「抗生物質などの構造式を見ること」
  • ロボットAIテクノロジー専攻

    University of Western Australia, Science Communication 研究科 修了
    専門:サイエンスコミュニケーション
    石神 工平
    大学院修了後、(株)リバネスの小学生向けロボット研究所「ロボティクスラボ」の講師やサイエンス寺子屋の主催運営など、ロボットやプログラミングに関わる運営・企画等に多数携わる。「手で学ぶ」ことを大事にしており、知識を伝えるよりも、さわって楽しむ中で科学に興味を持ってもらうことを目標として活動している。
  • ドクターコース

    株式会社NEST EdLAB代表取締役
    株式会社リバネスエリア開発事業部部長
    藤田 大悟
    東京工業大学大学院生命理工学研究科修了、修士(理学)。専門はタンパク質工学。
    子どもの頃から科学と自然が大好きで、ボーイスカウトで富士章を取得、東葛飾高等学校時代にアマチュア無線、電子工作、演劇の照明などに挑戦。東京工業大学に入学と同時に、リバネスには創業間も無く参画し、様々な分野の教育開発に従事。 国際宇宙ステーションを活用した『宇宙教育プロジェクト』、日本テレビの『リアルロボットバトル』の企画監修、その他100社近い企業の教育プログラム開発を手がける。また、現在もリバネスでは日本中のベンチャー企業や大手企業の新規事業開発担当、町工場の方と共に世にない新しい製品・装置の開発を行っている。
  • ドクターコース

    法政大学大学院 システム工学研究科 修了
    専門:電波天文学、機器開発
    木村 正樹
    法政大学大学院システム工学研究科時代にJAXAで電波望遠鏡の機器開発の研究に従事。卒業後からは科学館や民間企業での科学実験教室の非常勤講師などで科学教育に関する仕事を複数経験し、多数の教育コンテンツの企画開発に携わる。
  • ドクターコース

    東北大学 農学研究科 環境適応植物工学研究室助教
    NPO法人日本細胞農業協会 代表理事
    フリーランス3DCGクリエイター
    五十嵐圭介
    東北大学農学研究科でイネの細胞質雄性不稔性について研究を行い、博士号を取得。2016年よりShojinmeat Projectに参入し、培養肉の研究を開始した。NPO法人 細胞農業協会を設立。卒業後は株式会社リバネスでサイエンスコミュニケーターとして勤務、その後インテグリカルチャー株式会社で研究員として培養肉を研究開発をへて、現職。

NEST LAB. では、好きを究めてもらうために、様々な企業・大学・団体様と連携したプログラムを実施しています。それにより、最先端の内容だけでなく、国も推進している「社会との繋がり」を小中学生の頃から体感できるようなプログラムを提供しております。

NEST LAB. では、好きを究めて知を生み出すために、次世代教育を行っている「サイエンスコミュニケーション」や「次世代教育」を行っている学生団体を応援していいます。助成事業、技術提供などを通じて、全国に新たな「好きを究める」機会を提供しています。

株式会社NEST EdLAB

お電話でのお問い合わせ
03-5227-4198
メールでのお問い合わせ
[email protected]