ホーム バイオディスカバリーラボ マスターコース 【サイエンス教室日誌】M−10 スタートアップ:体の成分大研究!

【サイエンス教室日誌】M−10 スタートアップ:体の成分大研究!

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こんにちは。ディスカバリー研究所の中嶋です。

1月のテーマは「体の成分、大研究!」

これまで色々な生き物を研究してきましたね。

今回はいよいよ私たち自身の体の中について見ていきます。

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口から入ったごはんやお肉は、体の中でどうなっていくんだろう?

栄養を吸収するためには、ごはんやお肉を小さく細かく「分解(ぶんかい)」しないといけません。

そのためにはたらいてくれるのが、「酵素(こうそ)」です!

口の中ではたらく酵素、「アミラーゼ」はデンプンを小さくするよ。

すい臓ではたらく酵素、「ペプチダーゼ」はタンパク質を小さくするよ。

 

今日はデンプンの代わりにかたくり粉をつかって、アミラーゼのはたらきを確かめました。

デンプンが分解されると、お砂糖の仲間ができるよ。ベネジクト液の色が変わったら、お砂糖ができた証拠!

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タンパク質の代わりは、ゼラチン。ぷるぷるゼリーができるかどうかで、ペプチダーゼのはたらきを確かめました。

ゼラチンが分解されると、ゼリーはうまく固まらないよ。

 

結果はどうだったかな?

次回は、自分で選んだ材料で、ペプチダーゼのはたらきを確かめるよ!

どんな生き物がたくさんペプチダーゼをもっているんだろう?

仮説を立てて検証してみよう!

中嶋 香織/Kaori Nakashima 研究開発事業部 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士前期課程修了。 同博士後期課程中途退学後、横浜市立大学生命ナノシステム研究科特任助手を経て現職。 修士(バイオサイエンス) 専門は細胞周期、植物成長制御、DNAダメージ応答(細胞生物学・分子生物学・植物生理学) 教育現場と研究現場をブリッジし、最先端のサイエンスを次世代に届けます!