2014.11.10
ドクターコース
【サイエンス教室日誌】D-04:生分解性プラスチックを分解する、新しい生き物を探し出せ!~第1回~
こんにちは。
ディスカバリー研究所の戸金です。
子どもたちが本格的に研究を始めてはや8か月、ドクターコースではいよいよ最後の研究テーマに取り組みます。
最後のテーマは「生分解性プラスチックを分解する、新しい生き物を探し出せ!」。
昨今は温暖化を始め、異常気象、オゾンホールなど、あまたの環境問題が問題視されています。
ディスカバリー研究所では、そのひとつ、「ゴミ問題」の解決に取り組みます。
軽くて丈夫、加工がしやすく安いというとても便利な素材である「プラスチック」ですが、一方で自然には分解されず、環境を汚染する要因の一つになっています。
そのような背景のもと、現在世界的にも開発が進んでいる「生分解性プラスチック」。
自然の中の微生物の力を使い、分解が可能で、未来の素材として注目されています。
微生物の力を借りるにあたり、分解を効率的に行えるような菌はどのような菌なのか、詳細はまだまだわかっていません。
そこで、ディスカバリー研究所でも、生分解性プラスチックを分解できる菌を探すことにしました。
どんなところに分解菌が多いだろうかとディスカッションし、子どもたちはそれぞれに仮説を立てました。
今回は生分解性プラスチック分解菌を探すための基本的な実験法を教え、実際に試してみました。
実際に自分の仮説を検証していくのは次回から。
最後のテーマにどのように取り組んでいくか、楽しみです。
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