ホーム バイオディスカバリーラボ マスターコース 【サイエンス教室日誌】M-09チャレンジ:’感覚’にせまろう

【サイエンス教室日誌】M-09チャレンジ:’感覚’にせまろう

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12月のディスカバリーのテーマは「受容」です。

今回はヒトの「聴く」感覚について研究しました。

アイマスクをした子供の周りをブザーを持った子供がぐるっと8方向に取り囲みます。

さて、目隠しをした状態でどこから音が聞こえたかわかるでしょうか。

一人一人順番に調べてみると….おや、案外みんな正しく答えられているようですね。

では、片耳を閉じて同様に実験してみるとどうでしょう。

あれ…さっきと全然違うぞ!

どこから音が出ているのか急にわからなくなってしまいました。

最初と比べて正解率は半分程まで下がりました。

これはなぜだろう…?みんなで考えました。

きっと、耳が二つあるからじゃない?それぞれの耳に届く音に違いだあって、だから方向がわかるんだ。

そんな考察をしてくれました。

 

さて、今年はこれで最後の教室でした。

来年は、1/11(日)からスタートです。

1月は植物をうまく育てるためにはどうしたらいいかを研究します!

子供たちがどんな発見をしてくれるか、お楽しみに。

金子 亜紀江/Akie Kaneko 研究開発事業部 千葉県立東葛飾高等学校卒業。東京理科大学 理学部応用化学科を卒業し、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻を修了。修士(理学) 修士課程では、バイオエタノール高生産化にむけた遺伝子改変酵母の構築に従事。現在は、若手向け研究助成金「リバネス研究費」や、異分野の知識を掛け合わせて研究プロジェクトを生み出す「超異分野学会」など、研究者自身のパッションを軸に、活躍の場を広げるための多様な事業に取り組む。趣味:日本酒、旅行、サックス。