ホーム バイオディスカバリーラボ マスターコース 【サイエンス教室日誌】M-02 葉っぱに毛がある?顕微鏡でみた小さな世界

【サイエンス教室日誌】M-02 葉っぱに毛がある?顕微鏡でみた小さな世界

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今月のテーマは、「小さな世界をのぞいてみよう!」ルーペやけんびきょうを使って、ふだんはなかなか気づかない植物のとくちょうにせまりました。まずは、2種類のルーペを使っていろんな葉っぱを観察しました。

「毛が生えている葉っぱがある!」「つるつる油がぬってあるみたいな葉っぱも発見」などなど

よーく観察しないと気づかない細かなとくちょうをたくさん発見してくれました。

葉っぱについている毛やとげのようなものはトライコームといって、虫を遠ざけたり水滴をはじいたりするやくわりをもっています。ツバキなどの葉っぱの表面をおおっている油のようにつるつるしたものは、クチクラとよばれるワックスの層です。こちらも虫から体を守ったり、水分のじょうはつを押さえるなどのやくわりをもっています。

観察して気づいたことは、スケッチできちんと記ろくにのこしました。

スケッチのポイントは、一本のしっかりした線で書くこと。かげはつけないこと。こい・うすいは点の数であらわすこと。みんなポイントを押さえてしっかりスケッチできていました。
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できあがったスケッチを見せながら、なかまにむかって発見したことを発表しました。まだまだきんちょうした様子ですが、すこしずつ大きな声が出せるようになるといいですね。

 

さて、後半はおまちかねのけんびきょうです。自分でプレパラートをつくって、ピントを合わせる練習をしました。全員うまくできましたね。これでいつでもけんびきょう観察ができるようになりました。

赤いアスターの花びらをうすく切って光学顕微鏡で観察すると、ちいさなつぶつぶがたくさん見つかりました!ちいさな部屋がたくさんならんでいるみたいに見えます。これはいったいなんだろう・・?

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この小さな部屋の正体は次回くわしく見ていきます。お楽しみに!

楠 晴奈/Haruna Kusu 人材開発事業部 部長 横浜市立大学大学院国際総合科学研究科修士課程修了 修士(理学) 大学3年よりリバネスに参加し、リバネスに入社。 年間100回以上の出前実験教室の企画・運営、リバネススクールの立ち上げ、企業研究者と連携した教育CSR事業の立ち上げなど、教育開発、人材育成事業を中心に活動を広げている。