2015.05.10
マスターコース
【サイエンス教室日誌】M-02 葉っぱに毛がある?顕微鏡でみた小さな世界
今月のテーマは、「小さな世界をのぞいてみよう!」ルーペやけんびきょうを使って、ふだんはなかなか気づかない植物のとくちょうにせまりました。まずは、2種類のルーペを使っていろんな葉っぱを観察しました。
「毛が生えている葉っぱがある!」「つるつる油がぬってあるみたいな葉っぱも発見」などなど
よーく観察しないと気づかない細かなとくちょうをたくさん発見してくれました。
葉っぱについている毛やとげのようなものはトライコームといって、虫を遠ざけたり水滴をはじいたりするやくわりをもっています。ツバキなどの葉っぱの表面をおおっている油のようにつるつるしたものは、クチクラとよばれるワックスの層です。こちらも虫から体を守ったり、水分のじょうはつを押さえるなどのやくわりをもっています。
観察して気づいたことは、スケッチできちんと記ろくにのこしました。
スケッチのポイントは、一本のしっかりした線で書くこと。かげはつけないこと。こい・うすいは点の数であらわすこと。みんなポイントを押さえてしっかりスケッチできていました。
できあがったスケッチを見せながら、なかまにむかって発見したことを発表しました。まだまだきんちょうした様子ですが、すこしずつ大きな声が出せるようになるといいですね。
さて、後半はおまちかねのけんびきょうです。自分でプレパラートをつくって、ピントを合わせる練習をしました。全員うまくできましたね。これでいつでもけんびきょう観察ができるようになりました。
赤いアスターの花びらをうすく切って光学顕微鏡で観察すると、ちいさなつぶつぶがたくさん見つかりました!ちいさな部屋がたくさんならんでいるみたいに見えます。これはいったいなんだろう・・?
この小さな部屋の正体は次回くわしく見ていきます。お楽しみに!