ホーム バイオディスカバリーラボ 【サイエンス日誌】M-03ホタルの光をとりだそう

【サイエンス日誌】M-03ホタルの光をとりだそう

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こんにちは。しまです。夏の気配が感じられる季節になってきましたね。

夏の生き物と言えば…ホタル!

しま先生の地元・富山では田んぼの近くでホタルが舞う様子を見ることができました。今月の研究テーマは「ホタルの光をとりだそう」

植物の次は昆虫(こんちゅう)を使って、研究を行います。まずは、昆虫のとくちょうを知るためによーく観察しました。4・5月でマスターした観察のこころがまえとスケッチのルールを思い出しながら、コオロギの観察をおこないました。

頭(あたま)・胸(むね)・腹(はら)と6本の脚(あし)をもっています。後ろあしは他のあしより太かったね。あのあしでジャンプして移動するのかな?

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昆虫のとくちょうが分かったら、お待ちかねのホタル登場です!暗くてしずかにしないとホタルは光ってくれないよ。みんなで息をひそめてホタルが光るのをかんさつしました。ゆっくりと点めつするように光るホタルはきれいだったね。

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本物の虫たちに大こうふんの様子でしたが、今日はまだ終わりません。

最後に、ホタルの光をチューブの中で再現(さいげん)しました。2種類の液体をまぜると黄色い光が…!手のひらに出してみるとひんやりつめたいことが分かりました。

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次回はホタルの光の正体ととくちょうをくわしく研究してみよう!

今週末は「理科の王国」に出張講座にもいってきます。次回の研究には新しいお友達もふえるといいね。

中嶋 香織/Kaori Nakashima 研究開発事業部 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士前期課程修了。 同博士後期課程中途退学後、横浜市立大学生命ナノシステム研究科特任助手を経て現職。 修士(バイオサイエンス) 専門は細胞周期、植物成長制御、DNAダメージ応答(細胞生物学・分子生物学・植物生理学) 教育現場と研究現場をブリッジし、最先端のサイエンスを次世代に届けます!