【サイエンス日誌】最強の太陽電池はこうやってつくれ!研究成果発表会
こんにちは。ディスカバリーラボのゆうこ先生です。猛暑が続いていますが、こんなに太陽がカンカンと照っていると、太陽光発電がさぞ発電しそうですね。
そんなわけで、夏にぴったりの、「植物で最強の太陽電池をつくろう!」の研究も今回で最終回。これまで子どもたちは最強の太陽電池をつくるために何度も仮説を立て、それを検証する実験を行ってきました。そしてついに、その成果をパソコンを使ってパワーポイントにまとめ、20分間のプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、なぜこの研究をはじめたのか、日本のエネルギー問題から話をはじめます。
次に、これまで行ってきた実験について、実験方法、実験結果、そこから得られた考察の順に発表します。
今回、色素の抽出には、エタノールを使ったほうが良い色素と、油(グリセロール)を使ったほうが良い色素があることを突き止めました。抽出する色素に応じて、使用する液体を使い分ける必要があることを説明します。
会場には、約20名の理系大学院生が集まりました。
発表後は、質疑応答です。
現役の研究者である大学院生から飛んでくる質問に、その場で答える子どもたち。自分なりの論理を展開し、日頃から深く考察していたことがよくわかります。
終了後は子どもたちから「緊張したけど、たのしかった!!」「まったく緊張しなかった〜!」といった声があがりました。その顔はとても晴れ晴れとしていました。
2ヶ月におよんだ研究成果を、きちんとまとめ、発表する。そして、質問に答える中で新たな疑問に気づき、次にやってみたい実験のアイディアが生み出される。まさに、「研究の思考サイクル」を回した瞬間です。
次回はからは、次なる研究テーマ「温泉からふしぎな微生物 好熱菌を探しだせ!」に移ります。もちろん、次も研究成果をまとめていきますので、楽しみにしていてください!