【サイエンス教室日誌】M-06メダカのおよぎをしらべよう
夏休みもおわって9月がスタート!ディスカバリーラボも少しずつレベルアップしていきます。1学期はとにかくいろんなものを観察(かんさつ)して自分なりのぎもんをもつこと、自分で発見することになれてもらいました。今月は次のステップ。「仮説(かせつ)」を立てて、実験を組み立てる練習をしていきましょう。
今月のテーマは生き物のふしぎな「行動」!先月は「運動」をテーマに生き物が動くしくみについて学びました。今度はそのしくみをつかって、生き物が何のために、どんなふうに動くのか考えてみましょう。
今回の実験対象はメダカです。メダカは川の中でなかまといっしょになっておよぎます。川の水はいつも流れているけど、メダカは流されずに一定のばしょにとどまっています。どうしてなのでしょうか?
水の流れを感じ取っているから?外のけしきを見ているから?なかまとれんらくを取り合っているから?今回は「メダカは外のけしきを目で見ている」という仮説(かせつ)を検証(けんしょう)します。
メダカを丸い水そうに入れ、白い紙でおおうと水流には逆らおうとしますが、泳ぐばしょはバラバラになりました。次に白黒のたてしまを書いた紙でおおい、同じように水流をつくると、黒いもようの近くでメダカはとまっておよぐようになりました。やっぱりけしきを見ているのかな…?
今度はみんなが自分で立てた仮説(かせつ)をしらべてみましょう。「川の中にある水草と同じ緑色が見やすいんじゃないか」「ザリガニみたいな赤い色にはんのうするんじゃないか」「ちいさなメダカの目で見るんだから小さいもようのほうが見やすいんじゃないか」それぞれ実験の準備をして、メダカのおよぐ様子を観察しました。
今回の結果では、メダカは緑や赤、オレンジなどの濃い色を見ながら自分のおよぐ位置(いち)を決めていたようです。もっといろんな条件で試してみたいですね。