ホーム バイオディスカバリーラボ ドクターコース 【卒業研究】生分解性プラスチック分解菌をどう使う?

【卒業研究】生分解性プラスチック分解菌をどう使う?

2032
0

いよいよドクターコースも最後の研究テーマとなりました。今月からは、「生分解性プラスチック分解菌」の研究です。

私たちの地球にはびこる「環境問題」。みんなで、どんな環境問題があるのか話し合います。中でも、今回は「ゴミ問題」に着目しました。プラスチックゴミは、埋め立てても自然に戻ることがなく、海に流れると海の生きものが間違って食べてしまい死んでしまうことがあります。

そこで、今注目されているのが、菌(微生物)によって分解されるプラスチック(生分解性プラスチック)です。今回は、いろいろな土から、生分解性プラスチックを分解することができる微生物を見つけ出します!

花壇の土、ゴミ捨て場の土など、いろいろなところから土を持ってきて、菌を培養するプレートにまきます。2周間培養してプラスチックの部分だけ溶けていれば、それは生分解性プラスチック分解菌です! 菌が見つかったら、卒業研究では子どもたちひとりひとりが自分で調べたい研究テーマを決めて研究を進めていきます。

3月には卒業発表を行います!たのしみですね。

IMG_4734

自分だけの研究のはじまり!IMG_4736

研究ノートをしっかり記入して実験をはじめます

上野 裕子 / Yuko Ueno 博士(理学) グループ開発事業本部部長 在学中は米国留学経験を通じて生命の起源の探求を行う。2013年株式会社リバネス入社。人材開発事業部にて、日本の若手研究者のための米国研修を開発。同事業部の部長を経て、創業開発事業部に所属、冊子『創業応援』の編集長を経て多くのベンチャー経営者との対話を行い、2018年よりリバネスアメリカ代表に就任。 日本のディープテックスタートアップの東南アジア進出や、東南アジアのスタートアップの日本進出支援の経験を経て、2021年10月より、グループ開発事業本部 部長就任。同年11月にはLeave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.取締役に就任。リバネスグループの最大化のため、東南アジアと日本を融合する知識プラットフォームの確立を目指す。