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2016.04.11 バイオディスカバリーラボ

2016年度より『リサーチャーコース』設立しました!

2016年4月より、バイオディスカバリーラボのドクターコース修了生対象に、次のステップとして『リサーチャーコース』を開設しました。

ドクターコースでは、3ヶ月〜4ヶ月かけてひとつのテーマを研究してきましたが、リサーチャーコースでは半年から1年間といった長期間でひとつのテーマを扱い、大学の研究室のように本格的な研究活動を行います。研究テーマは、子どもたちそれぞれが自分で研究したいテーマを決めることが可能です。
より深い考察と、実験を繰り返すサイクルを頻繁に繰り返すことで、学会発表だけでなく、将来的には論文発表など、学術的に価値の高い研究を行っていくことを目指します。

第一回目となる4/3の授業では、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業した3人のデザイナー/エンジニアによって開発された「食べられる水」こと「Ooho!」を作ってみたい!という興味から、実際に食べられる水を作ってみました。

飲み物をどこへでも運べて便利なペットボトルは年間500億個も生産されていますが、同時にそのゴミ問題も深刻です。そこで、「食べられる容器で水を運べればいいじゃないか」という発想で生まれたのが「Ooho!」です。

http://www.skippingrockslab.com/ より引用

http://www.skippingrockslab.com/ より引用

材料は「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」と「飲料水」

アルギン酸ナトリウムは分かりやすくするため色をつけました

アルギン酸ナトリウムは分かりやすくするため色をつけました

しかし、「誰でも、簡単に、つくれる」とうたっているにもかかわらず、やってみたら全然うまくいきません!IMG_5830

どうやら、アルギン酸ナトリウムの濃度が濃いと、固くなるようです。でもなぜでしょう?

透明な方が濃いアルギン酸ナトリウム。

透明な方が濃いアルギン酸ナトリウム。

うまくいっても、こんな小さなサイズでしかちゃんと固まりません。

これでは、ゴミ問題も解決できないじゃないか・・・!!!

そう考えた、リサーチャーコースメンバーは、まずは水を包む膜が固まる仕組みを調べ、持ち運ぶのにもっとも効果的な固さの、誰でも、簡単につくれる、ディスカバリー独自の食べられる水の作り方を研究することにしました!

作ってみたい!そんな気持ちから始まった実験ですが、実際に実験をし、調べてみると、まだまだ不明なことが多すぎます。

先行研究をインターネットなどを使って自分で調べる力、情報をもとに実験を組み立てる力、得られた結果に対して次にどういう実験を組み立てるか考える力。このすべてを、リサーチャーコースでは、本人の興味と不思議だなと思う気持ちをエンジンに進めていきます。

研究結果に、乞うご期待ください!

株式会社NEST EdLAB

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