ホーム お知らせ 【ディスカバリー日誌】リサーチャーコース02

【ディスカバリー日誌】リサーチャーコース02

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6月のリサーチャーコースでは、一人ひとりが自分の研究テーマにそって研究計画を立てて、実験を開始しました。

現在は4つのテーマが進行しています。

  • 有馬温泉から見つかった好熱菌AK-2と、ほぼ同じ遺伝配列を持っていると考えられている好熱菌サーマスサーモフィラスを比較して、AK-2がなぜ高塩濃度・高鉄濃度・高温で生きられるのか解明する!
  • 好熱菌AK-2を使って、もっと高い温度でも生きられる微生物を創り出す!
  • 光の色がグッピーの生育にどう影響を与えているのか解明する!
  • 集中するってどういうこと?!集中力をもっとも高める方法を発見する!
  • 魚の小腸から新しい好冷菌を発見する!

テーマが決まったら、みなそれぞれ自分でその日行う実験の計画を立て研究ノートを作ってから、実験準備を始めます。

実験をするためには、じつはたくさんの下準備が必要です。実験に使う菌を増やすための培地を作ったり、グッピーを入れるための水槽を作ったり、集中していることを計測するための方法を考えたり。ドクターコースと違って、実験をするための準備も自分たちで行います。

来月はいよいよそれぞれのデータが集まってくるころです。どんな結果が出るか楽しみですね。

 

上野 裕子 / Yuko Ueno 博士(理学) グループ開発事業本部部長 在学中は米国留学経験を通じて生命の起源の探求を行う。2013年株式会社リバネス入社。人材開発事業部にて、日本の若手研究者のための米国研修を開発。同事業部の部長を経て、創業開発事業部に所属、冊子『創業応援』の編集長を経て多くのベンチャー経営者との対話を行い、2018年よりリバネスアメリカ代表に就任。 日本のディープテックスタートアップの東南アジア進出や、東南アジアのスタートアップの日本進出支援の経験を経て、2021年10月より、グループ開発事業本部 部長就任。同年11月にはLeave a Nest Malaysia Sdn. Bhd.取締役に就任。リバネスグループの最大化のため、東南アジアと日本を融合する知識プラットフォームの確立を目指す。