【ディスカバリー日誌】8月の活動報告!!
【マスターコース】「からだが動くしくみをさぐろう」
8月は、手羽先を使ってからだが動くしくみを調べました。スタートアップでは、筋肉が付き方を予想しながら手羽先を解剖し、骨と筋肉は「けん」骨同士は「靭帯」でつながっていることを発見しました。さらに筋肉が何本もあったことから、曲げたり伸ばしたりと複雑な動きに対応できることや、筋肉を動かすことでつながった骨も動くという結論を導き出しました。
チャレンジタイムでは手羽先の骨の骨格標本を作りました。関節の場所に注目しながら仮説を立て、組み立てに挑戦しました。みんな人と鳥の骨の違いについて、たくさんの発見をしてくれました。
【ドクターコース】植物の力でエネルギーを作り出せ
今月は植物のうち、ハイビスカス、ホウレンソウ、ウコン、昆布から取り出した様々な色素を使って電気を生み出す「色素増感太陽電池(しきそぞうかんたいようでんち)」を作りその性能を比較しました。その結果、ハイビスカス由来の色素をつかった電池がより多くの電流を流せることが分かりました。皆で議論をして、色の違い(特に波長の長さ)が電池の性能に影響しているのではないか、と仮説を立てることができました。
ハイビスカスの色素が、果たして波長の長い「赤」なのか、それとも波長の短い「紫」なのかは答えが出せませんでいた。そこで9月は、赤色と紫色の、食用色素、数種類の野菜・果物を使ってどちらがより性能のよい電池になるのかを確かめます!
【リサーチャーコース】人はスリルを楽しめる?それとも怖がるの?
これまで実験協力者に見てもらった動画のうち、スリルや迫力のある動画を見たときに、人はどのように感じるのだろうか。動画を見るためのヘッドセットを新たに用意して、「ワクワク」「ドキドキ」「ハラハラ」といったいくつかの感情表現をどの程度体感したのかをアンケートに回答してもらうことで確かめる実験を行いました。
9月は、アンケート以外にも動画を見ている前後や最中で、実験協力者の心拍数がどのように変化しているのかにも注目して研究を進めていきます。現在も実験協力者を絶賛募集しております。
後期入学者も引き続き募集中!!
バイオディスカバリーラボでは、「未知なる問いに挑み続ける」をコンセプトに、マスターコース、ドクターコース、リサーチャーコースの3つのコースを開催しております。各コースでは、身の周りから不思議を発見し、仮説を立て、実験し、結果から考察するという研究のサイクルを回すことを受講者と共に体験していきます。マスターコースでは見学及び体験入学を通年受け付けております。ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。
お問合せ:TEL 03-5227-4198(担当:中嶋、河嶋、井上 [email protected])
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