ホーム お知らせ 【大阪校・教室日誌5月②】【メカトロニクスコース】ぶるぶるブラシロボを作ろう!

【大阪校・教室日誌5月②】【メカトロニクスコース】ぶるぶるブラシロボを作ろう!

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5月後半のMTコースの授業は前回に引き続き『モーター』がテーマです.今回は振動モーターで動くロボットを製作しました.振動モーターはみんなの家にある携帯電話やゲーム機などの家電に使用されています.例えば携帯電話に着信が入ったときにバイブレーションが発生するのは振動モーターによるものです.

授業の初めに振動モーターの動作原理を学びました.モーターの軸にバランスの悪い重りを取り付けて回転させると振動を発生します.振動でロボットが動く仕組みは実際に製作しながら考えていきます.

まずは軸に取り付ける重りをホットボンドで製作します.ホットボンドは熱いため慎重に注意しながら作業を行いました.製作した振動モーターを動かすことで重りの形や大きさで振動の大きさが変化することを体感できたと思います.

製作した振動モーターをブラシに乗せて動かします.しかし,初めて製作した振動モーターではブラシを動かすことができませんでした.振動モーターの位置を変えてみたりブラシの形状を変えることで徐々に前進や回転が可能になりました.また,モーターを二つにすることで振動を大きくするなど自分たちで考えながら改良することで理解が深まったと思います.

『ぶるぶるブラシロボ』も電池があればお家で動かすことができます.今回は教室で走らせましたが,お家の床で動かした場合は動きが変化するかもしれません.お家で動かして観察することもおもしろいと思います.

次の授業は,往復運動を使ったものづくりを体験していただきます.ぜひ,授業を受けるまでに身の回りの往復運動するものを探して見てください!

東京農工大学大学院応用化学専攻修了。2015年にリバネス入社。自動車や鉄道車両メーカー等の小中高生向け教育プログラムを多数開発。そこで培った知見を元にして、2016年に小学生向けのロボット研究所「ロボティクスラボ」の大阪校教室長を務め、ロボティクスラボの関西エリアの拡大に貢献。子どもたちが好きなことに突き進み、道を切り開いている姿を見て、人が素直に生きられる場を世界中に広げていきたいと考え、2022年に株式会社NEST EdLABを創業。取締役に就任し、小中学生の才能を発掘・育成するカリキュラムを独自開発し、オンライン型のスクール「小中学生の才能発掘研究所 NEST LAB.」を運営している。