ホーム NESTLAB探究 NEST LAB.出身小学生らが研究した新規好熱菌のゲノム解析の論文がアメリカの学会誌に掲載されました

NEST LAB.出身小学生らが研究した新規好熱菌のゲノム解析の論文がアメリカの学会誌に掲載されました

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株式会社NEST EdLAB(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤田大悟)は、2021年10月にNEST LAB.の前進であるバイオディスカバリーラボで小学生とともに研究を進めた「好熱菌」が新種であることがゲノム解析で判明し、その成果をアメリカ微生物学会誌に論文として掲載されたことをお知らせします。

2014年より、NEST LAB.の前身である、バイオディスカバリーラボでは、「日本発の新種の好熱菌の同定から生命の起源を探る」研究をしてきました。そしてこれまで、極限微生物学会に小学生が自ら発表者として参加し、特別賞を受賞しています。

小学生、中学生が有馬温泉から採取した微生物を単離、培養し、解析を行った結果、単離した微生物が「新種の好熱菌」だということが、ゲノム解析により判明しました。

2021年10月に当時バイオディスカバリーラボの講師を行っていた株式会社リバネスの上野裕子博士と、産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 合成生物工学研究グループ兼東京大学大学院 新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻の宮崎 健太郎氏が執筆した論文が、アメリカ微生物学会誌に論文として掲載されました。タイトルは以下の通りです。

Complete Genome Sequences of Four Halophilic Thermus thermophilus Strains Isolated from Arima Hot Spring in Japan

論文リンク先

本論文には、共同研究者としての謝辞として、バイオディスカバリーラボで共に研究を行った受講生たちの名前が論文に掲載されております。

小学生、中学生とともに、人類に新しい知を生み出す活動を今後も続けてまいります。

ニュースリリースはこちら

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社NEST EdLAB
03-5227-4198
[email protected]
担当:中島

藤田 大悟/Daigo Fujita ものづくり研究センター センター長 広島生まれ、流山育ち。横浜市都筑区在住、千葉県立東葛飾高校では、生徒会長、理科部無線班でアマチュア無線や電子工作に挑戦。ボーイスカウト富士賞。大学時代は東工大ScienceTechnoという科学イベントサークルを立ち上げ全国でイベントを実施。日本科学未来館ボランティア1期生で、様々な立ち上げを行う。東京工業大学ではナノマシンでもあるウイルスの構造の研究で修士号取得。現在は株式会社リバネスで教育開発事業を手がける。 国際宇宙ステーションに植物の種をうちあげて、子供達に調査してもらう宇宙教育プロジェクト、等身大のロボットバトルである日テレロボットバトル日本一決定戦、吉本興業とのおもろふしぎラボ、小学生の本格ロボット教室、TEPIA先端技術館など様々な企画開発を担当。2017年よりものづくり研究センターを立ち上げ、町工場と共にベンチャーや大手企業の新規事業のものづくりを担当。 2022年1月に小中学生の才能発掘研究所「NEST LAB.」を運用する株式会社NEST EdLABを設立し、代表となる。