JST採択事業ジュニアドクター育成塾 NEST 2021年度成果発表会を実施。次年度受講生募集
株式会社リバネスでは、2017年より科学技術振興機構(JST)採択事業ジュニアドクター育成塾「NEST」プロジェクトを行っています。このたび、2022年2月6日に5年目、最終年度の成果発表会を実施し、40名の受講生たちがオンラインと対面のハイブリッド形式で発表を行いました。
本プログラムは、「好きを究めて知を生み出す」をコンセプトに、自らの好きを軸に、2年間で研究者として必要な考え方やスキルの基礎を身につけながら研究開発に挑戦してもらう小・中学生対象のプログラムです。1年目のマスターコースでは、研究活動の第一歩を踏み出すために、決められたテーマに基づいて自らが研究計画を立案し、検証・考察を行い、2年目のドクターコースでは、独自の発想で研究テーマを設計し、現役研究者である研究コーチのサポートのもとで、自立的に研究活動を進めてもらいます。
今年度は、31名が4つのテーマに分かれてチーム研究を行なったマスターコースと、9名の個人研究を行った受講生(2名欠席)が発表を行いました。ゲストアドバイザーとして、株式会社リバネス代表取締役CTOの井上浄をはじめ、株式会社ユーグレナ執行役員CTOの鈴木健吾氏、Nature Architects株式会社代表取締役の大嶋泰介氏が参加し、研究仮説や実験の内容や、今後の展開などについて活発な議論がなされました。3名とも、未来の研究仲間へエールを与え、修了証を授与して会を閉会しました。
NEST LAB. 2022年度体験教室募集中
小中学生の才能発掘研究所NEST LAB.として、これまでのジュニアドクター 育成塾での経験を生かしたプログラムを、全国の好きを究めたい子どもたちに届けられるよう、完全オンラインで2専攻にリニューアルスタートします。
カリキュラムは、サステナブルサイエンス専攻と、ロボットAIテクノロジー専攻の2専攻に更新。また、さまざまな実験や制作を学びながら研究サイクルを知ってもらう「アドバンスコース」、研究開発のサイクルを体得してもらう「マスターコース」、自らの研究開発のサイクルを回して知を生み出していく「ドクターコース」の3年間のプログラムを開講いたします。
<発表演題>
コース | 演題 |
マスターコース
(チーム研究) |
環境研究室 廃棄物を使って染料で汚れた川をきれいにしよう |
不整地ロボット研究室 生き物に学ぶ効率よく不整地を進める ロボットの車輪・足先の開発 | |
細胞DNA研究室 食品ロス緩和に向けた牛肉におけるおいしさの研究 | |
植物ロボット研究室 植物型コミュニケーション ロボットの開発 | |
ドクターコース
(個人研究) |
認知症患者の幸福度計測 |
海水を用いた食用植物の育成 | |
リラクゼーションの高まる音楽と画像の組み合わせ | |
シロオビアゲハとモンキアゲハの雑種における遺伝子形態 | |
省スペースで効率的な食用昆虫の養殖法 | |
ハチノスツヅリガのメカニズムを解明して海洋プラスチックをなくそう | |
色素増感型太陽電池に適した色素の研究を深め、 発電効率の高い色素を使った太陽光電池パネルを作成する |
第5期NEST成果発表会
【日時】2022年2月6日(日)9:30-13:00
【場所】ベルサール飯田橋ファースト
【参加】マスターコース 31名
ドクターコース 7名
【ゲストアドバイザー】
- 株式会社リバネス代表取締役CTO 井上浄
- 株式会社ユーグレナ執行役員CTO 鈴木健吾
- Nature Architects株式会社代表取締役 大嶋泰介