ホーム お知らせ 【3/19 NEST LAB.×aeru 特別講座実施報告】”お野菜で自分だけの新しい紙を発明せよ! ” 〜伝統的な和紙の技法が生み出す最先端〜

【3/19 NEST LAB.×aeru 特別講座実施報告】”お野菜で自分だけの新しい紙を発明せよ! ” 〜伝統的な和紙の技法が生み出す最先端〜

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2023年3月9日に、aeru school の講師でもある森恵理佳さんとNEST LAB.の藤田大悟が、特別講座”お野菜で自分だけの新しい発明をせよ!〜伝統的な和紙の技法が生み出す最先端〜を実施しました。

前半には「和紙」と「洋紙」の違いについて、さわったり、におったり、水をつけたりして五感で感じて比較してもらいました。その上で、「喰い裂(くいさき)」という和紙ならではの構造を活用した技術を紹介いただきました。

そして、それぞれが準備した「野菜」を使ったオリジナルの和紙制作にはいりました。小松菜、ブロッコリー、にんじん、ネギ、ジャガイモなど。。。さまざまな材料で果たして和紙がつくれるかを実験するために型にいれて水分をのぞき、乾燥までもっていきました。実際は天日干しで、丸一日たつことできれいな紙ができるはずです。

途中、実際の和紙のつくりかたも映像を使いながら紹介してもらいました。

そして、実際に作ったあとに、実際のプロの方が開発した、さまざまな野菜のクズなどを用いて作られた和紙の紹介や、最先端の和紙の糸や洋服や靴などを作る技術についても紹介させてもらいました。

参加者のかたからは、伝統技術を用いたものづくりだけでなく、伝統技術も常に進化し続けている面白さを感じてもらえたようです。

NEST LAB.では、今後もさまざまな専門家の方とコラボレーションすることで、小中学生の好きを増やすような特別プログラムを提供していきます。

 

藤田 大悟/Daigo Fujita ものづくり研究センター センター長 広島生まれ、流山育ち。横浜市都筑区在住、千葉県立東葛飾高校では、生徒会長、理科部無線班でアマチュア無線や電子工作に挑戦。ボーイスカウト富士賞。大学時代は東工大ScienceTechnoという科学イベントサークルを立ち上げ全国でイベントを実施。日本科学未来館ボランティア1期生で、様々な立ち上げを行う。東京工業大学ではナノマシンでもあるウイルスの構造の研究で修士号取得。現在は株式会社リバネスで教育開発事業を手がける。 国際宇宙ステーションに植物の種をうちあげて、子供達に調査してもらう宇宙教育プロジェクト、等身大のロボットバトルである日テレロボットバトル日本一決定戦、吉本興業とのおもろふしぎラボ、小学生の本格ロボット教室、TEPIA先端技術館など様々な企画開発を担当。2017年よりものづくり研究センターを立ち上げ、町工場と共にベンチャーや大手企業の新規事業のものづくりを担当。 2022年1月に小中学生の才能発掘研究所「NEST LAB.」を運用する株式会社NEST EdLABを設立し、代表となる。