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NEST LAB.は「好きを究めて、知を生み出す」をテーマとした、小中学生の才能発掘研究所です。子どもたちの「好き」を起点に、「世界中の誰もが知らないこと」や「まだ誰も解決できていないこと」をテーマに研究活動を行うことを通じて、自身の才能を開花させる機会をつくります。
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NESTはNature、Engineering、Science、Technologyの頭文字です。自然に目を向け多くを学ぶことで、そこに潜む科学を理解し、技術を生み出す。そのサイクルは、これからの時代がどう変化するとしても、決して忘れてはいけない本質的な概念だと考えます。
近年、STEM(Science、Technology、Engineering、Math)、STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Math)教育に注目が集まっています。しかし私たちは、これらの教育の中にN(Nature)が入っていないことに違和感を覚えます。
私たちが世界を理解する学びの源流には、まず自然(ネイチャー)が存在し、そして人間が自然を生き抜く工夫としてのものづくり(エンジニアリング)があります。その後に、自然から進化したサイエンスと、エンジニアリングから進化したテクノロジーに触れていくというのが、合理的な流れなのではないでしょうか。
現代における急激な科学と技術の発展は、同時に環境破壊という大きな問題を生み出しました。これはまさに自然の摂理への理解が欠けていた結果であり、サイエンスとテクノロジーが決して万能ではないことの証左でもあります。
むしろサイエンスとテクノロジーは、自然の理解を深めるための過程なのであり、その意味で真の科学者とは、「自分が何を知らないか」をわかっている存在だということができます。
科学やテクノロジーが常に発展途上であることを知りながら、常に自然に学び、問いを持ち、仮説を検証できるスキルを身につけること。それこそが、これからの次世代に必要になる力だと考えます。