
2015年卒業
巻田 懐
Q1.今の所属と、どんな活動をしていますか?
僕は現在、信州大学機会システム工学科に所属して、大学で工学を学んでいます。同時にロボコンサークルに所属して、主にロボットの自律制御システムを中心に開発をおこない、実験やプロトタイプ作成に日々チャレンジ中です。2024年のNHKの学生ロボットコンテストでは、大会出場を果たして、特別賞を受賞しました。
Q2.NEST LAB.(旧ロボティクスラボ)での思い出や学んだことをお教えください。
僕がNEST LAB.で過ごした日々は、実際に手を動かして試行錯誤する楽しさと大切さを教えてくれました。マイコンの基礎操作から高度な制御プログラムまで、先輩や仲間と一緒に取り組む中で、失敗を恐れず挑戦する姿勢と協力の価値を実感。また、印象に残っているのはパスタで三角をつくってブリッジをつくったこと。そこで、構造の大切さを身をもって感じました。正直なところ、毎回の授業で作ったものは試行錯誤が多くて大変でしたが、その経験が今の僕の技術と考え方の土台になっています。
Q3.スクールに通っている子にどんなことに挑戦してもらうことを後輩たちにお勧めしますか?
スクールに通うみんなにはまず自分の手でものづくりに挑戦してほしいと考えています。本や講義だけでは学べない、実際に部品を組み立てたりプログラムを書いたりする経験が、失敗から学ぶ力や仲間との連携の大切さを実感させてくれるからです。小さな挑戦でも、実践することで自分自身の成長を感じられる貴重な機会になると思います。
Q4.自分自身は今後どんな活動をしていきたいですか?夢はなんですか?
僕はこれからも、技術と情熱を活かしてロボットの制御システムの研究・開発に取り組みたいと考えています。実社会に役立つプロジェクトに、仲間と共に挑戦しながら、常に新しい技術の可能性を追求していくのが夢です。日々の経験や失敗を糧にしながら、将来は人々の生活を豊かにする革新的なロボットを世に送り出す技術者として成長していきたいです。

ロボットコンテストで開発したロボットたち