【重要】体験に用いる「藍」が非常に貴重なため、限定10名までとさせていただきます。
日本の伝統を次世代に伝える「和える」と、小中学生のオンライン研究スクール才能発掘研究所「NEST LAB.」があらたに開発したプログラム。
NEST教育の根幹でもあるNature を、自宅で体感しながら学ぶことのできるプログラムをお届けします。
まさに、サイエンスと伝統工芸を「あえる」ことで、自然の力を最大限に引き出し人と地球が共生をしながら活用させていただいている作品を作り出すことができます。
今回は、日本のナショナルカラーでもある「藍(あい)」をテーマにしたプログラムです。
日本の中でも古くから藍の産地として有名な徳島。古くから暴れ川と言われていた吉野川の肥沃な大地が藍の葉をはぐくみ、その藍の葉が日本最大、最高級の藍の産地を育ててきました。
その徳島に工場を構える「本藍染矢野工場」では、江戸時代から続く伝統の染め方で藍製品を作っています。それは、化学薬品を一切使用しないという、体に良い(健康)、害のない(安全)染め方。「本藍染矢野工場」の矢野藍秀師匠から直々に、古くから伝わる「生葉染」の手法を伝授いただいたことで、プログラムが実現しました。
本講座は2日間のプログラムになっています。
1日目は、藍染めに欠かせない「絹」のサイエンスに迫っていきます。カイコから取り出す絹の力について、実際の絹玉や絹の糸などを手に触れながらその秘密を解き明かしていきます。そして、当日は、カイコの力を最大限に生かして、新しい機能性成分や食品に活用していこうとしているベンチャー企業「エリー株式会社」さんから、最先端技術に関する特別講演もいただきます。
2日目は、日本最高級の藍の葉をご自宅に直接クール宅急便でお届けし、鮮度抜群の藍を用いて実験と染め体験を行います。
理科実験としては、植物としての不思議や「色素」についての秘密を実験を通じて体験します。
染め体験としては、実際に生葉を用いて「たたき染」と「生葉染め」の2つの方法で染体験を行います。
生葉で染めるには藍の葉の鮮度が重要ですが、貴重な素材であるため通常では手に入れることができません。今回特別に、矢野師匠から参加者に送付いただけることになりました。染め体験の直前に採れた藍の葉を、参加者の手元にお届けします。染め物のサイエンスと、そこから生み出したテクノロジーについても紹介もいたします。
今回のプログラムは、単純な伝統工芸体験ではありません。
Natureと人の関係性やそれを活用した実用品を作り出すEngineering の面白さ、技術に隠されたScience と、そこから体系化されて発展していくTechnology。
NEST教育の中身をふんだんに組み込んだ内容となっておりますのでぜひご参加ください。
【8月11日(日)13時-14時30分】
・絹(シルク)とは何か?
・絹の大元を見てみよう―繭玉と絹糸
・カイコと絹の不思議を体感しょう
・カイコは人の健康をサポートする?ーエリー株式会社による最先端技術の紹介
【8月18日(日)13時ー15時】
・藍とは?
・藍染について
・実験 ー 叩き染
・実験 ー 生葉染
・藍の活用と可能性