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2018.07.23 バイオディスカバリーラボ

【ディスカバリー日誌】6月の活動報告!!

【マスターコース】ホタルの光をとりだそう!

 マスターコース6月は、昆虫の観察をしながら生き物のとくちょうを生み出す「タンパク質」について学びました。コオロギやホタルを近くで観察して、共通の特徴やそれぞれにしかない特徴についてみんなで発見しました。後半はホタルの光をつくりだすタンパク質:ルシフェラーゼをチューブの中に取り出して、実際に光らせてみる実験に挑戦しました。実験するときの温度をいろいろ変えてみると、高温にしたときにルシフェラーゼが反応しなくなることがわかりました。フライパンで目玉焼きを焼いたときのように、タンパク質は熱に弱く、高温になると失活(しっかつ)して形が変わってしまうのです。

【ドクターコース】

身の周りから人の役に立つ生き物を探し出せ!
 ドクターコースでは引き続き、役に立つ微生物の探索を続けています。生分解性プラスチックを分解できる「生プラ菌」を見つけ出し、ゴミ問題の解決を目指します。先月発見した8種類の生プラ菌を単離培養(たんりばいよう)し、菌の種類を特定するためにDNAを調べています。過去にノーベル賞もとったDNAの特定の部分だけを増幅する「PCR技術」で、8種類の菌のDNAのちがいをくわしく調べます!はたして、DNAはうまく増えてくれるでしょうか。来月は、増やしたDNAの配列を読んで、4ヶ月の研究成果をポスターにまとめます!

【リサーチャーコース】

人が見て楽しいと感じるVR動画はどのようなものだろう?

 リサーチャーコースでは「ドキドキわくわくする人の感覚」をキーワードにした研究が着々と進行中です。ジェットコースターになるという体験を「楽しい」と感じる人もいれば、「怖い」と感じる人もいます。その違いはなんだろう、という疑問をもとに、研究室の中にいてもドキドキわくわくを体験してもらえる3D動画や360度動画を利用して実験を進めています。
ジェットコースターを疑似体験検できる動画を始め、様々な種類の動画をこれまでに5種類探し出し、実験協力者に体験してもらいました。その後のアンケートの結果をまとめたところいくつか興味深い結果が見えてきました。
・可愛らしさを感じる動画よりも、スリルや迫力のある動画のほうが楽しい?!
・「楽しさ」の感情にはいくつかの種類があるのではないか?
人の感情をどのように表現するかという研究は古くから行われているそう。これまでの実験からでてきたさらなる疑問をもとに研究を進めていきます!

 

後期入学者も引き続き募集中!! 

バイオディスカバリーラボでは、「未知なる問いに挑み続ける」をコンセプトに、マスターコース、ドクターコース、リサーチャーコースの3つのコースを開催しております。各コースでは、身の周りから不思議を発見し、仮説を立て、実験し、結果から考察するという研究のサイクルを回すことを受講者と共に体験していきます。マスターコースでは見学及び体験入学を通年受け付けております。夏休み特別講座も開催します。ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。

お問合せ:TEL 03-5227-4198(担当:中嶋、河嶋、井上 [email protected]

・体験入学の詳細はこちら
・【7/25開催】英語でサイエンス企画の詳細はこちら
・夏休み特別企画の詳細はこちら

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