10月30日に、皆さんもおなじみの「ねんど」をテーマに特別講座を実施しました。
【小中学生募集】10/30 NEST LAB. ダンゴムシも食べちゃう? 地球を元気にする、みらいのねんどを研究せよ!【10/17〆切】
今回は、2022年に生まれたばかりの、株式会社まゐらすが開発している地球の栄養になるという、未利用資源由来のみらいのねんど(商品名:みんなのねんど)を用いた特別講座を行いました。
特別講座では、ねんどの定義について考えた後に、
みらいのねんど、かみねんど、あぶらねんどの特徴を比較する実験を行いました。手触りや匂いなど五感で観察することを重視しました。
開発者のまゐらすの伊藤さんからは、みらいのねんどの開発秘話をお話してもらいました。
使えなくなったコーンやじゃがいものでんぷんを原料にしたみらいのねんどは、海の貧栄養化の課題を解決する可能性を秘めています!
後半の実験では、クチナシ色素で染めた3つの粘土を「色の三原色」をベースに組み合わせて、オリジナルカラーの作品づくりに挑戦!自分で色を想像した上で、実際につくって検証する繰り返しは、まさに研究です。
最後に、JEPLANの岩元さんによるミニ講演を行いました。実は岩元さんは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のシリーズに出てくるタイムマシンの車がゴミを燃料にしていることを発想の起点に、古着から取り出したエタノールを用いて走らせることにチャレンジした張本人。
岩元さんからは、今地下資源である石油から作られている服やペットボトルも、日本のケミカルリサイクル技術を活用することで、地上資源(使い古しの服や、ペットボトル等)から作っていくことができることをお話してもらいました。
今回のプログラムを通じて、地球を元気にするために、どのようなサイエンスやテクノロジーが生み出されているのかを、「ねんど」という身近なものをきっかけに学ぶ機会となりました。